グローカルおおのは、私が JICA海外協力隊として東南アジアに暮らした経験を原点として生まれました。
言葉も文化も分からない土地での生活は、不安の連続でした。
それでも現地の人たちは、よそ者である私を、近所の家族の一員のように迎え入れ、何かと気にかけ、支えてくれました。
毎日のように食事に誘ってくれたこと。
困っていると声をかけてくれたこと。
失敗しても笑って受け止めてくれたこと。
特別な支援や制度があったわけではありません。
そこにあったのは、「あなたもここで一緒に暮らす仲間だ」という、ごく自然な関わりでした。
その経験を通して実感したのは、人が安心して暮らせるかどうかは、国籍や言葉よりも、誰かが自分を気にかけてくれていると感じられるかどうかだということです。
帰国後、日本で暮らす外国人の姿を見たとき、かつての自分と重なる場面が多くありました。
言葉が分からず、頼れる人も少ない中で、
地域の中に溶け込めずにいる現実。
「今度は、自分が受け取ったものを返す番だ」
そう思ったことが、グローカルおおのを立ち上げる大きな原動力となりました。
行政の国際政策の現場では、制度や仕組みを整えることが重要視されます。
一方で、制度だけでは埋めきれない「日常の不安」や「小さな行き違い」が、地域には確かに存在します。
グローカルおおのは、そうした隙間に寄り添い、人と人が自然につながる場をつくることを大切にしています。
活動の根底にあるのは、支援する・されるという関係ではなく、同じまちで暮らす人同士が、自然に関われる関係づくりです。
東南アジアで家族同然に受け入れてもらった経験があるからこそ、地域に暮らす外国人を「特別な存在」としてではなく、ともにまちをつくる仲間として迎えたいと考えています。
防災訓練や交流イベントを通して、日本人と外国人が同じ地域の一員として顔を合わせ、言葉を交わす。
それは、いざという時に命を守る力になり、結果として地域全体の安心につながります。
外国人が増えることに不安を感じる声があるのも事実です。
しかし、分からないまま距離を置くことが、誤解や不安を大きくしてしまうこともあります。
知ること、出会うこと、話すこと。
その積み重ねが、地域の力になると信じています。
あのとき受け取ったあたたかさを、今度はこのまちで。
それが、グローカルおおのの原点であり、これからも変わらない想いです。
グローカルおおの 代表
森 美由紀
中西章敦
Nakanishi
武藤
Yuji Muto
Junko Takahashi
荒川 竜久
Tatsuhisa Arakawa
荒川 晴奈
Haruna Arakawa